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R-mix
(仮称)東蒲田SAビルプロジェクト vol.3(内装の計画)

2023年春、「京急蒲田」駅徒歩4分、緑豊かな中庭を臨む5階建て28戸の新築マンションが誕生いたします。
本物件は、建築家 伊藤博之氏デザイン監修の集合住宅です。
レポート第3弾では、こだわりの内装デザインについてご紹介します。

 

◆テクスチャーを変えて肌触りを変える◆

前回のレポートでもご紹介させていただきましたが、住戸計画の特徴は、住戸を3つのゾーンに分けたことです。バルコニーに面した居室だけでなく、水廻りを挟んで、玄関側にもスペースを作ることで、寝室とリビング、プライベート空間と仕事場など、生活のシーンを切り分けられるように計画しています。
そして、その3つのゾーニングに合わせて、床の素材が貼り分けられる予定です。
玄関側は、Pタイル。水廻りは、塩ビシート。 居室は、フローリング。
それぞれのゾーンでテクスチャーを変えることで、空間の肌触りも変わっています。

床材の色については、サンプルを並べて、検討を重ねました。共用廊下が濃い色のウッドデッキを使用した路地のような空間になる予定とのことで、玄関からバルコニーに向かってだんだんと明るくなっていくような色の組み合わせを選びました。

特に特徴的なのは、水廻りに使われている床材です。いかにも水廻りらしい空間にならないように、ビニルと織物が融合した畳のような肌触りの床材を選定しました。

 

◆棚板1枚だけのシャープなキッチン◆

内装の中で大きなポイントとなっているのが、オリジナルデザインの造作キッチンです。
施主であり施工者でもあるサンユー建設株式会社さんには、自社の金属工場があり、なんと本プロジェクトのキッチンを商品開発されているのです。

イメージしたのは、棚板1枚だけのシャープなキッチン。デザイン監修をされている建築家の伊藤先生のアイデアをサンユー建設さんが製作図におこし、2022年5月に試作品第一弾をつくりました。

スケッチがそのまま現物になったような浮遊感のあるキッチン!
イメージを実現すべく、レンジフードも棚の一部になっているようです。

1年以上の検討期間を経て、耐久性の実験なども行われ、ディテールの検討を重ねました。現在も、より美しいデザインにするためにさらなる改良が行われているそうで、完成が楽しみです!

※ワンルームのお部屋はコンロが1口、大きいお部屋はコンロが2口になります。

 

◆自分らしく住まう◆

ちょっと専門的なお話になってしまいますが、建築的な特徴となるのが「梁が無い」ことです。壁で躯体にかかる力を支える構造のため、室内に柱や梁がありません。

コンクリート打ちっぱなしの壁は、入居者の方がボルトやフックをつけられるように、ピーコンと呼ばれるコンクリートの丸い穴をあえて埋めない予定です。


クローゼットのハンガーパイプは、シャープなキッチンに合わせて、丸パイプではなく角パイプを使うなど、細部まで計算された空間を楽しみながら、自分らしく住みこなしてくださる方にぜひご入居いただけたらと思います。

まもなく、入居者募集を開始いたしますので、情報解禁をお待ちいただけますと幸いです。

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●東蒲田SAビルプロジェクト 概要
プロジェクト所在地 東京都大田区東蒲田2丁目
用途 集合住宅
構造 鉄筋コンクリート造5階建て
住戸 28戸
竣工予定日 2023年3月(予定)
設計 伊藤博之建築設計事務所サンユー建設株式会社
施工 サンユー建設株式会社
施主 サンユー建設株式会社